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「大学受験・進学60年史プロフィール」に見るように、我が国の大学・短大進学率は現時点で53.7%(大学・短大・高専・専門学校では76.3%)に達し、その合格率も90.4%になっています。このような大学・短大への進学水準をアメリカの高等教育研究者マーチン=トロウのモデルを参考に検証してみますと、我が国の高等教育は、「ユニバーサル・アクセス型」(注)段階に突入していることがわかります。半世紀前の昭和30年当時、大学・短大進学率はわずか10%台、加えて合格率は50%台といった一部特定階層の厳しい競争でありました。しかし、この特定進学者層中心のエリート期から始まった大学受験・進学も、その後の進学率のアップや多様化により、マス前期、マス後期、ユニバーサル・アクセス期を経て、今やユニバーサル期へと右肩上がりの上昇を続けております。一方で先進的大学は、国際競争に勝ち残るための世界的トップランナーを目指し、かつてないエネルギーで教育改革を推進しています。このように大学受験と進学を取り巻く環境は、ドラスティックな変化を見せていますが、ただ残念なことに、この60年間の受験と進学の底流には、旧態依然とした偏差値志向や画一化、固定化・規格化した勉強志向が根強く働いている点です。このような状況下、大学進学は今こそ新たな知識基盤社会のグローバル化やユニバーサル化・生涯学習化等の環境変化に対応し、過去の負の遺産ともいうべき、"合格のための受験"から脱皮し、"より創造的な学びのための進学"にシフト転換をすべきです。要は単なる入り口のための"偏差値受験"ではなく、将来を見通した生きる力としての付加価値進学への発想転換であります。 要は、自己実現あるいは人間力戦略としての「学び」が、今後の重要な進学のキーワードとなることは自明の理です。そのためにもグローバル・スタンダード(世界基準)を大学選びの第一のプライオリティー(優先順位)とし、創造的な学びを支援する教育力と研究力に卓越した大学を選定し、挑戦していただきたいと思います。 (財)日本生涯学習総合研究所 元理事長
旺文社『螢雪時代』 元編集長 NPO法人 学びの支援コンソーシアム 理事 代田恭之 (注)マーチン=トロウによる「高等教育システムの移行段階」モデルでは、当該年齢人口に占める大学在籍率が15%未満を「エリート型」、15%以上50%未満を「マス型」、50%以上を「ユニバーサル型」としていますが、ここでは進学率・合格率等の、我が国独自のデータから分析し5段階に区分しました。
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■代田恭之講演 「学び」を進学目標に 琉球新報(2007年11月16日)記事より |
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| ■大学受験進学60年史プロフィール(図表) | ||
親子で楽しむ学び方代田恭之 監修 |
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